平和台

 ライオンズは栄光のチームである。昭和31年から西鉄ライオンゥの劇的な3年連続日本一。稲尾がいた。中西、大下がいた。豊田がいた。みな、日本の野球を代表する大スター。御大三原の陣頭指揮に一糸乱れぬ大奮闘。巨人に3連敗してすぐ4連勝。福岡のファンが熱狂し、全国のファンが手に汗にぎった。

 福岡のファン、いや、全九州のファン、東京、大阪のファンが、いま太平洋ライオンズ、江藤ライオンズに、あの時の栄光を期待し、首を長くして待っている。ことしはすすけてしまったけど、ライオンズには来年がある。がんばれ、がんばれ、ライオンズ。

 平和台は、野球がない日、人影はまばら。

 小型車改造のホットドック屋が所在なさげにたばこをふかす。その前を、若いアベック。ホットドックを買おうか、買うまいか思案顔。

 ここは、もうすぐ、街路樹の移転が始まるところ。

地下鉄工事は、この街路樹撤去で、いよいよ、本番となる。