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西鉄グランドホテルが出現するまで、ここは万町停留所といった。電車が西鉄で、ホテルが西鉄。そこは商売、西鉄さんは、昔からの電停名をいとも簡単に変えてしまった。すっきりとした旧名に対し、新名は、なんだか長ったらしくて、舌をかみそう。この新名は、やっと市民の間に定着しそうになったところで、かんじんの電停が消える。
ここから天神に至る舗道は、目下ビル工事などで歩きにくい。頭の上に危険防止の屋根がかぶさったり、小山のようなダンプが、わが物顔で人間様に「そこのけ、そこのけ」。小さくなった通行者は、上を見たり、横を向いたり、天下の大道を歩くのに神経を遣って小さくなって「ンモウ、かなわんな…」
ホテルをはじめ、銀行商社の大きな建物。世の中不景気というのに、福銀の新社屋、すばらしく、大きく、立派。
100万都市福岡の都心らしく、日々刻々とその装いが改まっていく。
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