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41年2月、旧博多133町が、24カ所に整理統合されたが、ここで問題となったのが、町名を消された町の人々の反発、伝統を守る土地柄だけに、町名に対する愛着は強く、なかでも「土居町」の町名存続運動は現在まで尾を引いている。山笠の「土居流」で結ばれてきた上土居、下土居、中土居。「土居流」の各町は分割されて川端、店屋町、綱場町、冷泉町の博多五町になり、土居町の町名は残らなかった。ただひとつ残ったのが「土居町電停」の名称だけである。
だから、電停から南に入ると、冷泉公園に入るが、その付近の住居表示板には「上土居町」と大きく書かれ、下に小さく「公称上川端町」と書かれている。
電停をはさんで、丘側が銀行街、浜側が問屋街である。そのあかに小さな喫茶店がポツンと店を出している。
夕暮れの電停で帰宅を急ぐ人たちが、電停で、来る電車、来る電車が満員のため、いっこうに電車に乗れず、うらめしげに電車を見送る姿が印象的だった。
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