|
大濠公園北側の電停である。
昭和2年、福岡で、東亜勧業博覧会が開かれた。60日間の大博覧会だった。そのため、福岡市が、福岡城外の外堀を埋めて、会場として急ぎ造成したのが、この大濠公園で、公園化される前は、博多湾の深い入江であった。
いまこの公園は、市内最大の公園として、四季を通じて、市民の憩いの場所となり、ボート遊びの若いカップルや家族連れの客が、静かなひとときと、心のやすらぎを求めて集まってくる。
公園の周囲もまた、静かな住宅街、高級住宅が建ち並ぶ通りには人影もまばら。
この住宅街には、よほどのことがないかぎり、市民も足を踏み入れないので、公園をちょっと入った路地に入るとすぐ方角がわからなくなってしまう。
アメリカ領事館の裏通りをひとわたり、あっちに曲がり、こっちに折れて歩いてみたら、元の通りに出るのに骨が折れた。電車の音がしなくなった電停をさがすのも大変だった。
|